「紳士録」詐欺、被害800人 容疑の中村豊容疑者、西谷秀年容疑者2人逮捕

 著名人の名簿「紳士録」への掲載料や削除費用などを名目にして多額の現金をだましとったとして、北海道警は、東京都東村山市諏訪町1丁目、自称会社員中村豊(58)、同西東京市ひばりが丘北4丁目、無職西谷秀年(42)の両容疑者を詐欺の疑いで逮捕したと21日発表した。両容疑者らが指定した口座には北海道日高地方の現職町長、医師、住職ら約800人から計7億5000万円が振り込まれており、巨額詐欺事件とみて調べている。

 札幌中央署などの調べでは、両容疑者らは03年7月から04年6月までの間、日本紳士録協会などと架空の団体を名乗って、紳士録に掲載されている福井県武生市内の男性医師(73)や広島県の住職の母(76)に「紳士録に掲載されていますが、今後は掲載料がかかります。抹消する場合は費用がかかります」などと言って、削除するほうが安いと思いこませて、それぞれ現金八十数万円と四十数万円をだまし取った疑い。このほか東京都内の無職の男(59)が主犯格とみて逮捕状をとって行方を追っている。

 被害者は実際に紳士録に掲載されている医師や住職らが大半で、最も被害額が大きかった関西地方の住職からは計1億4000万円も払い込まれていた。日高地方の町長は3200万円をだまし取られ、02年12月に被害を届け出ていた。

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